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「無理。」
ん?なんか言った?誰の声?無理って何?俺は辺りを見渡した。雅史さんが
「こ、こら。理沙!」
と慌てて理沙に言った。俺は何が何だか分からずいた。何が無理なんだろ。
「コイツと姉弟なんて無理。私は麻紀だけでいい。男なんてムサイからヤダ。キモイ。」
はぁ?!意味分かんねーっ!ムサイ?キモイ?マジあり得ねーからっ!
「はぁ?!意味分かんねーしっ!俺だってお前みたいな失礼な奴なんかと姉弟なんてイヤだよっ!こっちからお断りしてやるよっ!」
売り言葉に買い言葉(笑)理沙もむかついたみたいで、すぐさま俺に食らいついてきた。
「私だってアンタみたいにチャラチャラしてて女タラシみたいなバカ男なんかと一緒に暮らしたくないねっ!」
マジムカつく女だっ!俺が言い返そうとした時
バンッッ!
「うるさいっ!」
今まで黙って聞いていた母さんが机を叩いた。俺と理沙はビックリして母さんを見た。母さんは深いため息を吐いて座るようにうながした。
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