銀田一先生の事件簿

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 重い雰囲気の漂う食事を終えた我々は、リビングに一緒にいることにした。  私もリビングに向かおうとすると、家政婦の春日が呼び止める。 「実は先生だけにお伝えしたいことがあるんです。食器の片付けが済む頃に食堂に来てくれますか?」  ただならぬ雰囲気で言うと、春日は厨房に入って行った。 「先生……」 「死亡フラグだな」  三十分後、私と小林君は変わり果てた姿となった春日と対峙していた。
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