兄に対する思い。
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慎也は俺が気に入らなかった。 慎也にとってダメ人間の俺は自分の恥だと考えていたからだ。 俺は慎也の弟として完璧な人間であらなければならない。 そう慎也にしつけられていたが俺はそんな人間になれるはずもなかった。 そして馬鹿で頭の悪い俺は余計に慎也の腹を立てた。 毎日殴る、蹴るの日々が続いた。
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