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10時間とゆう長時間の大手術は終わった。
澪の手術は成功したのだった。
「さ、澪ちゃん。
誰だか分かるかな?」
澪が目を開けると、
澪の両親が居た。
『お母さん…?
お父さん…?』
「ッ………………!!!!!
澪…………!!!!!」
『思い出した…!!
思い出せたよ……!!!!』
澪は笑いながら泣いた。
『先生!!!
黎は?
黎は何処ですか?』
医者の顔が曇る。
「澪ちゃん………
黎君は……………
もう居ないんだ」
『え……?』
「黎君から手紙を預かっている。
澪ちゃん宛てだよ。」
医者は1つの手紙を取り出した。
淡い水色の便箋は、
何処か悲しく見えた。
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