親友

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僕はコンビニに飲み物を買いに出掛けていた。 「もう秋か…。」 「そろそろ長袖が必要になるぐらい肌寒いなぁ」 これは秋の寒さに季節の移り変わりを感じている19歳の青年 「斎藤裕治(サイトウユウジ)」 の物語である。 裕治はコンビニで飲み物を買い、家に帰宅してた時、ふと空き地を見つけた。 「あれ確かここって確か公園だったはずなんだけどなぁ」 裕治は空き地に立ち寄り懐かしい気持ちになった。 「なんでここ空き地になってるんだろう…」 「そういや信也とここの公園で昔よく遊んだっけなぁ」 裕治はある一人の少年を思いだした。 「信也…もう昔の公園が無くなっちゃってるよ…。」 ふと裕治の顔から笑みが消えた。 信也は歳も同じで毎日のように一緒に居た裕治の幼なじみであり大親友である。 「信也…なんで…なんで消えちまったんだよぉ!!」 実は信也はもうこの世にはいない。 4年前に交通事故で…。 「あれから4年かぁ。時が経つのって早いなぁ」 裕治はある事を思いだした。 「そういや公園の隅っこに信也とタイムカプセルを埋めたんだった!」 「まだ残ってるかな。よし探してみるかな」裕治は公園の隅っこに何かを掘った跡のような物を見つけ掘り返してみた。 すると、掘った場所から汚くなりボロボロになったプラスチックの箱を見つけた。 箱に薄くタイムカプセルと書いてあり裕治は箱を開けた。 「あっ野球ボールが入ってる!!あの時流行ったカードゲームのキラカードも入ってる!!!」 そして裕治は見慣れない物を手に取った。 「あれ?このペンダントはなんだろう?信也の私物かなぁ?」 裕治はよくそのペンダントを不思議そうに見ていたその時…!! いきなりペンダントが光だしてその光は裕治を包みこんだ。 裕治はいきなり気を失ったかのようにその場に倒れた!
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