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結局なにも手に入らないまま終わってしまった
持て余している私の心
幸せそうな彼女の表情
まるで昔見た絵本のような……
欲しかった…
ただ欲しかった…
だから彼女が泣き叫ぼうが関係なかった
置いておきたかった
無理矢理にでも…
だけれど君からは何もかも消えてしまった
光もなく
眩しくもなくなった
そんなものはいらない
人形と同じだ
気味悪い顔で笑うだけだ
人形だ
おまえなんかただの人形だ
人形だ
人形だ
人形
はは…
そんな物はいらないいらないいらない
消えてしまえ
なぜ存在してる
いらない消えろ…
ほおり投げた
瞬間男が拾った
物好きな男
女は人間ではない 人形だ
そんなもの価値がない
しかし
綺麗だったよ
最後
炎に飲み込まれた彼女
助けだす男
やはり綺麗な物は一瞬しか輝かないのか
この手には入らないのだろうか…
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