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プロローグ
「はぁっはぁ、はっ」
息が荒くなりつつも走り続ける音と声。
遠くで、聴こえる二つの声から逃れようとしている彼。
その声たちは
「なぁ、白堵」
「何?黒惟」
「アイツ逃げてるだけじゃねーか」
「え、あ、うん。そうだよ?」
「抵抗するとか云ってなかったか?」
「云ってたけど、大丈夫だよ」
「んじゃ、そろそろ終わらせっか」
「うん、お願いね黒惟」
「ああ」
壁に隠れ追っていた2人は走り出した。
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