初めての夜

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海斗はベッドに座り、あたしに向かって手招きした。 あたしは逆らうはずもなく、ベッドの方へと進んだ。 近くまで来ると、海斗はあたしの腕をグイッと引っ張り、キスをした。 今までしたことのないような激しいキス。 舌と舌が絡まりあい、水音を立てている。 海斗はベッドにあたしを押し倒しながら、着ていたパジャマを脱がしていく。 「由香………」 海斗は優しくあたしの名を呼ぶ。 その夜、あたしは海斗の腕の中で、世界で一番幸せな時間を過ごした。 海斗はずっと「愛している」と囁いてくれた。 神様……あたしを女の子にしてくれてありがとう。 海斗に逢わしてくれてありがとう。
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