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その日の夜…
なかなか眠りにつくことが出来ずにいた。
カーネ
「…そりゃぁ、あれだけ寝ればねぇ…。はぁ…。早く寝なきゃ明日の朝またミーナに怒られるなぁ…」
…彼女が僕を起こしに来るようになったのは小学校の二年くらいの時からかな?
ゲーム機を初めて買ってもらい、時間制限が設けられて。
でもそれだと足りないからって夜中にコッソリとプレイして。
最初のうちはそれで平気だったんだけど…だんだん朝に起きれなくなって。
朝迎えに来たミーナが母さんに
「私が起こしてきてもいいですか?」って聞いたのがきっかけで。それ以来学校に行く日
ミーナが起こしに来るのが日課になった。
…あれ?…叩かれずに起こされた時あったっけ…。
どこであんな殺人技を身につけてるんだろう…
………でも
何だかんだ言っても、結構面倒見がいいんだよなぁ…
カーネ
「彼女…か。」
考えたこともなかった。
そりゃミーナは嫌いじゃないけど…
いや…考えたくなかったのかもしれない。今までの関係が崩れてしまいそうで…
たぶん…
カーネ「…よくわかんないや。」
…今なら眠れそうだ。
深く考えるのはやめよう。
なるようになるさ
ようやく眠りについた。
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