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数日後…
僕は再びあの夢を見た。
…この前の続きらしい光景だ。
彼女は不気味な仮面を外した。
そして自らを名乗った。
「…我が名は…ミーナット・ルシ・ガルシア。…仲間からはミーナと呼ばれているからミーナでいい。」
!!?
僕は驚いた。
彼女の顔はミーナとそっくりで……いや、名前も同じ?
まさかこんなことって…
唖然に捕られた次の瞬間…
ドックン!ドックン!
僕の心臓が大きく脈を打ち
その場面が
まるで硝子に皹が入る様に
ピシピシと割れて行く。
そしてそのシーンは音を立てて崩れた。
がばっ
勢い良く起き上がる。
気持ち悪い汗がじっとりと体にまとわり付く感覚がする。
目を開けた瞬間、すぐに部屋の異変に気付いた。
電気は消して眠りについたはずなのに…部屋が明るい…。
それに、異様に体が熱い…
光は布団の下から出ているらしい。
僕は布団をめくり、自分の体を見る。
胸の辺りから
金色の光が漏れている。
カーネ
「な…なんだこれ!?」
キーーン
頭痛と耳鳴りが襲い掛かってくる。
カーネ
「う、うわぁぁぁあああぁぁぁぁ!あ…頭が割れそうだ!」
耳鳴りがどんどんと大きくなっていく。
パタッ……
僕は気を失った。
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