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真っ暗い闇夜の空に
光の球体が浮かんでいる。
…それはだんだんとこちらに近づいてくる。
カーネ
「なんなんだよ…あれ」
?
「カーネシアス様…大隊長という身分でありながら、戦いの場を勝手に離れたことに、あの御方は大変ご立腹でらっしゃる。
我への命令は二つ!。貴方を捜し出し、連れ帰ること。その気が無ければ…消しさってでもアレを持ち帰ること!」
カーネ
「な、なにを言ってるんだよ!おまえは誰だよ!それにあの御方って!僕はただの高校生なんだ!」
?
「…本当に記憶が無いのか…我を愚弄しているのか…」
光の球体は輝きを失い
その中から一人の男が現れた。
ゴツイ白色の鎧を纏い
巨大な刀を持ち
三日月の様な盾
?
「この顔を見ても思い出さないのですか?貴方の忠実な部下のグルーシスです…」
カーネ
「…部下?そんなもの知らない。ってか帰れ!ヘンな悪戯はいらねぇ!!」
グルーシス
「ふ…ふふふ。相変わらずその命令口調…。あれだけ尽くしてきたのに…忘れるとは!!…貴様が居ない間に!俺は強くなった!」
奴は突然口調が変わり、巨大な刀を振り回し始めた。
グルーシス
「いつもいつも偉そうに!あの御方のお気に入りで!でもお前は忘れてるんだよな?だったら戻る気が無いものと判断し、貴様を削除する!!消えてなくなれ!カーネシアス!」
巨大な剣が僕に振り下ろされた。
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