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一体どれくらい歩いただろう。
いつもよりも体が重い。まるで自分が金属になったみたいだ…。
歩くたびに間接がズキズキ痛む。
引きずって歩いてきた素足は血だらけのぼろぼろ。
痛みはあまり感じない。麻痺でもしてるのだろうか…
だが喉は異様に渇く…
と
目の前に公園が見えた。
カーネ
「…み、水…」
あと少しで水のみ場だが、僕は入り口のところで力尽き、座り込んだ。
カーネ
「はぁ…はぁ…近所の公園じゃないか…あんなに歩いた気になっていたのに…ほんの数百メートルかよ…」
落胆していると誰かが声をかけてきた。
「…カーネ?」
カーネ
「だ、だれだ…」
目の前に靄がかかっているように見えているため、顔がよくわからない。
?「え?何言ってんの?私よ。」
カーネ
「ミ…ナ?」
ミーナ
「パジャマで、あちこちぼろぼろで!血だらけじゃない!どうしたのよ!」
カーネ
「あ、あはは、ちょっと転んじゃって」
ミーナ
「嘘!」
カーネ
「あははは、やっぱばれたか…ミーナにはかなわないや」
ミーナ
「…」
カーネ
「…」
しばらくの沈黙が続く。
先に口を開いたのはミーナだった。
ミーナ
「…とりあえず家に来なよ。」
ミーナは僕を支え彼女の家に向かった。
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