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詩穂とあきらは
オペ室の廊下に居た
詩穂は あきが持っていたかばんの中から 携帯電話を取り出す
勝手に触るなよ
あきらが 言うが 詩穂の耳には入らない
詩穂は着信歴より一番多くかけている ナンバーを探していた
青木仁（あおきじん）これが一番多いわね
詩穂は着信歴より青木のナンバーに電話をかける
何度かのコールで 男性が電話に出る
すいません 青木さんですか？わたし、水野詩穂と言う者ですが、この携帯の持ち主が 渋谷の路上で倒れておられ 今○○病院で緊急オペをされています
できれば来て頂けませんか？
電話の向こうで 仁は 突然の事で驚きながらも行くと告げ 一度電話は切られた
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