116人が本棚に入れています
本棚に追加
ショックを隠せない 仁に
命は大丈夫だとドクターもおっしゃってます
そんなに 自分を責めないで
たぶん 良い機会だと思いますよ
青木さんや プロダクションのスタッフさんにとって あきさんの存在がどうだったのか
あきさんも 今までの 自分を振り返り 考える意味でも 必要な時間じゃないのかな
あっ…ごめんなさい、詳しい事情も知らないで、こんな事言って
いや
仁がすぐに否定し
そうかもしれないな
と小声で言った
詩穂の言葉に 仁は助けられた感じがした
2人の会話が とぎれた時に
オペ室のランプが消え 終了した事を告げた
ドクターが出て来て
3人に向かって
無事 オペは終了しました
まぁ 一ヵ月程すれば 退院できると思いますよ
患者さんは このまま病棟に移動します
2人はドクターの言葉にほっとした
あきらだけは
少しふてくされた顔で 2人を眺めていた
オペ室のドアが開き ストレッチャーに乗せられ 酸素マスクに 点滴を付けた状態の あきが 出て来た
最初のコメントを投稿しよう!