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私は突然のことに反応できなかった。
“姫ってなぁに?何で私?”
最初に思ったのはこれだった。
けれど、恭介は構わずに、
「おい隆司、そこの女連れてっていいから、リンちゃんかして!大事な話しだし。」
「ええ!まぁいっか。じゃあね、リンちゃん!今度遊ぼうぜ!またメールするから!」
と言って隆司はどこかに行ってしまった。
「奥で詳しいこと話そうか。」
と言われて我に返った。
「ちょっと待ってください!訳わからないんですけど!」
「だから詳しいこと話そうって言ってるじゃん。」
「いやです!帰ります!」
「いいの?隆司帰っちゃったし、ここがどこかわかんないでしょ?帰れるの?」
と言われた。
そおいえば隆司に連れられるままに来たからここがどこかわからない。
「話ししたら送ってあげるよ?どうする?」
いやとは言えない。私はついてくしかなかった。
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