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その言葉は私の心に深く響いた。
『運命って偶然が重なってできてる』
なぜこの言葉が深く響いたかはわからない。
これが運命なのかもしれない。
「わかりました。私『姫』やります。」
この時、私の人生は変わった。夜の世界に身を染めた瞬間。
「そう。じゃあ決まりだね。『姫』、これからよろしく。」
恭介が微笑んだ。その顔はとてもキレイで…
私は恋におちた。
そんな私には構わずに恭介は仕事の話しを始めた。
「えっと、化粧して全然違う雰囲気にしよっか。あと、洋服はこっちで準備するから。給料とかどうする?希望ないならこっちで決めるね。それと、週に5日は出てきてね。あと、お客さまはみんな若くてカッコイイから安心して。お客さまがお小遣いってくれるお金は自分でもらっていいから。それから…1番重要なこと。」
恭介はさっきとは違う冷たい目で微笑んで言った。
「俺に恋しないでね」
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