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私が中学の2年の頃だった
今まで人前にでるのが好きで大胆だった性格は影を潜め
できるだけ目立たずなるべく人と関わらずというようなまったく逆の方向に向かうようになっていた
というのも私は周りに流されたのか、わかりやすく言えば「不良」「ヤンキー」と分類されていた
特にうちの中学は全体の八割をしめる割合がそれである
そのためか毎日クラス内外に関わらず争い事の絶えない中学であった
私はみんなの中心にいたいがためにそぅなっていったのだろう
強くある事で周りに人がいてくれた
親の言うことはウザくなり、周りの声に耳を貸さず、恨み、妬み、嫉妬・・・・
ありとあらゆる人生においてマイナスとされたすべてを飲み込む勢いであった
そんなある日私は複数人の先輩に呼び出されフクロにされた
理由はこうである
最近調子に乗ってる
頭気取りでいる
(一つ上に人気者の兄貴がいた)兄貴に対して態度が悪い
お前の兄貴に頼まれた
などなどまさに自分で言うのもなんだが兄貴や周りの嫉妬のほか何物でもない
そんな事よりも私の心を折ったのは周りから友達と思っていた人がみんな消えた事だった
たったその一つの出来事で環境が急変したのである
それから毎日が地獄だった
先輩、同級生に関わらず毎日フクロにされた
人の心は弱いもので一度小さくなるとなかなか元には戻らない
それがどんなに苦しく辛いものなのかを知っている
学校への足は次第に遠のき、いつしか登校拒否になっていた
毎日人の目を恐れた
人が自分をどう思ってるのか
こいつは敵なのか
こいつは裏切らないのか
怯えながらの毎日
普通親は子が登校拒否をおこすと、体裁が悪いだの、学校へ行けだの、イジメられてるのか?、何があった?
まぁそんな感じで接してくるのが一般的であろうが
うちの父は違った
何も触れず語らず
何もしないのだ
それどころか
「いいなぁ俺も通勤拒否したい」ときた
・・・・正直父の考えている事がわからなかった
ある日父は私にこう言った
「学校っておもしろくないよな、勉強は大事だけど大切ではないしな」
???????
私は意味がわからなかった
私の顔を見た父は噛み砕いたように言い直した
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