一章 召喚

14/18
前へ
/144ページ
次へ
サマエルが去った後、紫苑は一人ベットに横になった。 「・・・」 僕には、何で神様が人間を天使より上にしたのかわからない。 でも、その事がきっかけで社長さんやイブリースさんは神様を裏切ったんだ・・・。 というか、サマエルさんは肝心な所で話を終わらせちゃったな。続き聞きたかったのに・・・。 「・・・もう、寝ようかな」 疲れたし。 寝間着、もらえば良かった 「おはよう!しおん!!」 寝起きに大声で呼ばれると、機嫌が悪くなる・・・。 そんなことはお構い無しに、アスは僕の耳元まで顔を近付けた。 「ルシファー様が、しおんを呼んでたよ!!」 しかも叫んでる。 「わかったよ!!もう。大声で怒鳴らないでよ!」 大声で怒鳴り返す。 返したのにも関わらず、アスはのんきに 「え?なんだ。しおん、起きてたんだ。じゃあ、早く支度してよ」 耳元で怒鳴っておいて、それはないだろう。
/144ページ

最初のコメントを投稿しよう!

138人が本棚に入れています
本棚に追加