一章 召喚

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アスに、社長さん達がいる部屋に案内された。 「失礼します。雪野紫苑です――」 目の前に座っている社長 寝ている 「・・・けど」 人呼んどいて寝るなよ!この人は! 「ルシファー様。しおんをお連れしましたよ」 アスが社長(ルシファーさん)に向かって話す。僕の時と、起こし方が180度違う・・・。 社長、目を覚ます。 「あ・・・しおんだね。おはよう」 おはよう。じゃないよ 「ゆっくり眠れた?」 「あ、まあ」 社長ほどじゃないけど。 「じゃあさっそく、俺達堕天使のトップ集団、“サタン”と呼ばれている者達を紹介しよう」 え・・・ 本当にさっそくでございますね。 「まず、しおんをここまで連れてきたのが、“アスモデウス”だ」 ・・・アスじゃなかった。 アスって、愛称だったんだ。 しかも、偉い人だったよ・・・ 社長、続ける 「そして、俺の右から二番目に座っているじいさんが、“ベルゼブル”だ」 確かにおじいさんだ。でも、外国人のおじいさんみたいな、たくましい白ひげがあるせいで、ハ〇ーポ〇〇ーのダ〇〇ル〇ア先生みたいにみえる。 しかし、ダ〇〇ル〇ア先生みたいな温厚な顔じゃない。どちらかというと、『威厳』があてはまる。 「そのじいさんの向かいに座っているのが、“アザゼル”だ」 アザゼルさんも、美青年ですね。髪は―― 「そして」 あ・・・速いよ、社長
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