一章 召喚

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急に辺りが明るくなる。 初めは目が光の変化に追い付けず、周りの様子がよく見えなかったが、どうやら先ほどの場所だけではないことがわかった。 よく、会社の会議室にあるような楕円形の大きな机が、僕の周りをぐるっと囲んでいた。その机には何人かが(人かな?)座っていた。 つまり、僕は何故かそのど真ん中にいることだけがわかった。 ・・・罰ゲーム!? それはやだ。しかも周りは静かすぎる。気まずい。ここは思いきって話しかけるべきか!? 「あ・・・あの、僕は一体どこに」 足を一歩前に出す。 ぶみっ また何かを踏んづけてしまった・・・
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