一章 召喚

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「えぇ!?・・・じ、じゃあ、僕は」 死んだの!? 「しおんは死んではいないよ。」 僕の心を読んだのか、アスは質問を投げかけられる前に、さらりと答えた。 「しおんは召喚されたんだよ」 召喚? まほうじんくるくるみたいなやつ? ・・・ここに来てから新出単語ばっかりでてくる。 アスは続ける。 「色々あってね、どうしてもニンゲンが必要になったから、イブリースに召喚術を行ってもらったんだ」 踏んでしまった人だ。 「まさに成功しないかもっていう時に、しおんがやって来たんだよ」 「ふ~ん・・・って!!」 人なら誰でも良かったんだ・・・ 無駄運。 ちょっとショック ・・・あれ? 「そういえば・・・皆さん、人間じゃないんだ」 「・・・しおん・・・今更?」
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