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ガラッと教室の扉が乱暴に開けられる。
クラス中の喧騒が一斉にナリを潜める。
カツカツ、と高いハイヒールの音が音の無い空間に澄んで聞こえた。
音の主――我らが担任、マージョリー・ドー先生は、その熟しきり実るに実った豊満な二つのメロンを遺憾無く振るい、モデルも裸で稚内まで逃げ出すであろう、まるで生まれる前に遺伝子操作でもしたんとちゃう？
と思わずにはいられない完璧なプロポーションを誇り、その美しい美脚を持って教壇へと着いた。
「……………」
麗しの美女は黙したまま虚ろな瞳で己が担当するクラスの駐留者達を見つめ―――――
「―――あーーうーー。
あたまいたいーー……」
美女の貫禄をぶち壊し、上記の名誉を台なしにする第一声を発した。
……彼女の姿は教壇に着いた途端、突っ伏していた。
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