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ピンポ~ン🎵
春の陽射しが暖かい日曜日の朝、お隣さんの奥さんがベルを鳴らした。
「この前約束した子犬達、連れて来たわよ」
「キャー可愛い😆ちょっと麻依、おいでぇ。ほらっ早く」
「は~い😞」
茶の間でテレビアニメを観ていた麻依は少し面倒臭さそうに出てきた。が、子犬を見た瞬間に気持ちが変わった。
「わぁ~可愛い😃」
「でしょ?麻依😆」
大きな籐のバスケットの中には、まだ目が開いていない3匹の柴犬の子犬が居た。
「どの子がいい?」
その中の1匹が、夢でも見てるのか足をピクピクっとさせた。
「このわんちゃんがいい~」
「じゃぁ…はいっ😃」
白いタオルに包まれた薄い茶色の子犬は、まだ寝ていた。
「🐶ムニャムニャ…なんかウルサイなぁ…🐶」
「あっ!お母さん、目あいたよ」
「🐶ん?🐶」
顔を近付けた麻依の鼻を、ようやく目が開いた子犬はペロッと舐めた。
「くすぐったい😃」
「麻依ちゃんの事を気に入ったみたいね」
「🐶これがボクのおかあさんかぁ~、想像とチョット違うなぁ🐶」
「わんちゃん、よろしくね😃」
隣のおばさんとお母さんは飼育方法とかの話しをしていたが4歳の麻依には難しく、その間は子犬を観察していた。
「じゃぁお願いしますね」
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