俺、確か殴られて…

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『う~ん…んっ?今日もなんて清々しい朝………朝っ!!いてぇ!なんだこの頭痛は……ってかあれ?俺合コンどうした?あの変な店に行って…みんないなくて………俺………… 誰かに殴られたんだ!!そうだったなぁ。殴られたあとは覚えてねぇや…まっいっか!ってか、正樹(マサキ)のやろう、あんなとこ集合場所にしやがって…覚えてろよ!』 俺は今にも悲鳴をあげそうな頭を持ち上げると、学校に行く準備をした。 俺の修得科目は午後からだ。 『今…10時か…飯……』 俺は冷蔵庫に向かった。 『食い物…食い物……』 ドクンッッッッ!! 『ぐっ…!』 いきなり心臓が暴れ出した。 これがいわゆる心臓発作?って呑気なこと言ってる場合じゃねぇ!!まじ死にそう… 俺は冷蔵庫の前に倒れた。 ―――――――――――――― どれぐらい時間が立っただろうか…… 『っつか寒!!』 気がつけば冷蔵庫開けっ放し。 俺は急いで閉め、立ち上がる…… 「チニクガホシイ……」 『えっ?誰だ?』 今何か聞こえた?……気のせいか。適当にそこらへんにあるカップラーメンを貪った。 『上手かったぁ♪でも…なんか物たんねぇなぁ……』 『まっいっか♪』 やべ、そろそろ大学行かねぇと!!気がつけば12時をまわっていた。 鞄をもって玄関に向かう。 「どこに行くつもりですか?」 ふいに声をかけられ、後ろを振り返った―――
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