運命の始まりの日(9月1日)

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「風馬!」 和羽は驚きを隠せない様子だった。 でも、すぐさま階段を駆け降り僕のそばに寄ってきた。 僕の意識はどんどん薄れていく。 「風馬、風馬」 和羽はそう言いながら僕の体を揺する。 周りには「なんだなんだ」と言いたそうな野次馬が集まっている。 『ピーポーピーポー』 野次馬のうちの誰かが119番通報していたようで、救急車が近づいてきていた。 そこで僕の意識は途切れた。
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