道しるべ(君)

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「どうしたの?迷子?」 優しく、さしのべられた手・・・冷たい言葉でののしり強く払い除ける・・・。 後には後悔しか残らないと知りながら・・・ 悲しそうな顔をして、去っていった君の背中を見ながら涙・・・自業自得だと自分をののしる・・・ 全てが解らない・・・自分でさえ・・・ したくもない事を言いたくもない言葉を・・・ 自分の事なのに・・・ 押さえることが出来なぃ。 何を見るのも嫌で、その場にうつ伏せに倒れこむ。 泣いていると、誰かが背中を撫でる・・・ 顔を上げれば君がいた。 寂しそうな、顔で去っていったのに・・・見上げた君は優しく笑っていた・・・。
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