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再び戻した視線の先の男は未来の道を指差し口を開いた。
「マイペースでいいじゃ無いですか?」
そして過去の道を男の視線が向けられていた。
私のスタート地点は此処から見えてしまいます。
笑いながら、幸せそうな表情が浮かぶ。
「こうやってたまに人生を振り返るのもいいですよ、たまに長く1日に近いほどの時間過去を見るのも悪くない。」
僕もつられて振り返って見た、スタート地点は思っていたより近くにあった。
「先ほどの私の様に引き返してみてもいいし、悪戯に寄り道もいいかも知れませんね」
呑気な男の言葉に僕は怪訝な表情を作る。
「そんな事してたらゴールにつかなきゃ行けない時に着けないだろ」
男は又呑気な表情を此方へと向ける。
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