プロローグ

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「お前は俺が、怖くないのか?逃げないでいてくれるのか?」 思わず俺は少女にそう尋ねた。 「…どうして?だってお兄さん優しい声してる。きっと優しい人だよ」 少女はニッコリと微笑んで一度だけ頷いた。 その瞬間、俺の中に、暖かい風が吹き抜けた。 何故だかは解らないが、気がついたら俺の瞳からは涙がこぼれ落ちていた…。
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