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2日後、学校が夏休みに入って、夏のイベントの練習が始まった。
ス「今年の主役は杏奈と里穂に決まりました」
卓「なんだ、おれじゃないのか」
オレの横で、卓也がボソッと呟いてた。一方、台本をもらって自分の台詞を見たオレは…
公「マジで⁉」
叫んでしまっていた。
幸「なんだよ、公輝。どうしたんだよ」
公「あ、あの…植村さん。オレってマジで『ハムテル』なんすか?」
そう、オレの台詞ですぐに目に付いたのは、『ぼくちん』という言葉。
植「あぁ、そうだよ。でも、天ドラの時ほどキツくないだろ?」
公「はぁ、まぁ…」
ス「じゃあ、明日から練習始まるんで、みんな頑張って下さい」
戦「はい」
分かってはいたけど、まさかもう1度やるハメになるなんて…。
ス「あ、公輝。お前らランダム!!スローは『ラジオスターの悲劇』のダンスと歌のレッスンもあるからな」
公「はい」
『ラジオスターの悲劇』かぁ…。ヤベッ、オレ覚えてねぇや。でも、どうせ練習で何回もやるし…。どうにかなるよな。
望「公輝、レッスン頑張れよ」
望と卓也がやって来て、オレの肩を叩きながら言ってきた。でも、オレも言い返してやった。
公「望と卓也も頑張れよ。望はKIZZでオープニングから『明日への叫び』歌うし、卓也もオレらとラジスタ踊るし、ラストで『誕生日のうた』あるんだろ?」
すると、望は
望「お前、なんで知ってんだよ。別々に言われたのに…」
卓「公輝、ちょっと来いや」
公「お、おぅ」
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