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お「もじもじ~」
戦「宅配便‼」
ス「ハイ、OKで~す❗」
公「お疲れ様でした‼」
オレは前田公輝。【天才てれびくんMAX】にてれび戦士として出演している中学2年生。てれび戦士になって3年目。今年で卒業だ…。
遼「公ちゃん‼公ちゃん、お疲れ様」
一緒に収録をした遼希が追いかけて来た。
公「おぉ、遼希。お疲れ。今日、惜しかったよなぁ」
遼「だよね~。1回戦のしりとりがヤバかったもんね」
公「望たちがま行のボックス取り過ぎなんだよ。ま行が1つでも残ってたら、絶対オレら勝ってたぜ?」
遼「だよね~」
楽屋に着くと、オレ達と勝負したジョーキマホーンズのメンバー、望・謙二郎・樹音が先に戻っていた。
望「公輝、お前、今オレのコト話してたろ。聞こえてたぜ」
公「あぁ、遼希と『望のギャグってつまんねぇよなぁ』ってな」
望「だから、違うって‼」
戦「ハハハハハ…」
いつもこんな感じだ。でも、新年度が始まって半年が経つのに思うんだ。去年、卓也や杏奈、幸生がいた頃が恋しい。今が楽しくないっつわけじゃない。去年は、今までになかったてれび戦士の分裂が強烈だったんだ。
公「じゃあ、オレ帰るわ。また、明日な」
望「おぅ、公輝。気を付けて帰れよ」
公「バーカ、ガキじゃねぇっつーの」
でも、オレは、これから大変な事が起こるなんて考えもしなかった。
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