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最近、ジルはいつも白い球の事を考えていた。
暖炉の側を何気なく観察するが、あの時以来、白い球は見つからない…
チャーリーの作り話やアニメ、夕飯にも、あまり関心がもてない…
ひとりで留守番できる日がくるのを、なによりも心待ちしていた。
ジルには、もうすぐ夏休みがくる…それは待ちにまった留守番のチャンスだ!
毎年、八月の中頃にパパとママは二人で、まる一日使ってデートをする、特別な日がある。
ジルは秘密を探る事を心に決めていた…
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