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主人公“X”は携帯電話を開いていた。
モバゲータウンのクリエイター「ドデンゲルエ」の作品「慟哭の空」を読み進めていた。
そして、「本を読む」にたどり着く。
「へぇ~、面白い構成だなぁ」と感じる。
なぜなら、携帯電話の文章の中に自分自身が登場しているから。
時制のずれは物理的に起きないと信じているから。
だけどもし、これを書いている人(作者)が今これを読んでいる人(読者)を覗きながら書いているとしたら、あなたはどうする?
時間は決して歪曲しないなんて誰が決めたのか?
そのまだ真実かどうかも分からない仮説の上に暮らしている読者の皆さん。
私は未来を覗きながら書いている。
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