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俺は一ヶ月も少女に会いたいがために花畑に毎日来ていた
「なにしてんだろ……」
もう来ないのかな
そう考えながら花畑に入ると
目の前には
彼女が居た
手に花を持って
ベンチに座っていた
「あの花……」
少女はこちらを振り向く
俺は少女に近寄る
「ここ、座るよ?」
俺は少女の隣に座る
「その花…」
まるで知ってるかのように
『好きなんでしょ?』
少女は俺に花を差し出す
俺はその花を受け取り
そう、この花は母さんが好きだった花……
「なんで?」
なんで知ってるのか謎だった
『君の顔をみればわかるよ』
そう言い
笑ってくれた
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