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本当なら誰も入っちゃ行けないのに
そこには一人の少女が居た
心地よい風が流れ
少女の長い髪が花と共に揺れる
「君、どこから入って来たの!?」
俺は少女に聴こえるように声を出した
少女はまだ気付かない
しゃがみこんで
花を見詰めている
「おーい……。」
無視か
的な感じで俺は頭をガシガシ掻いた
「ねえー!?」
俺は少しずつ少女に近づきながら声を出す
「どこから入って来たのー!?」
少女はこちらを振り向いた
その時の少女の視線は
とてつもなく凍てつくような瞳だった
俺は足を止める
少しの間沈黙が続いた
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