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「花は嫌いだけどさ……」
俺は語る
「母さんの花だけは好きだった」
少女はこの言葉を聞いた途端
少し悲しそうな顔をした
『もう行くね』
少女は立ち上がり
花畑の奥に去っていった
「何言ってんだ俺…」
何故か彼女にだけは話していいと思った
それから俺は毎日花畑に行くようになった
でもあの少女は来なかった
それから一ヶ月
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