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『手………』
美保は頬を赤くしモジモジしながら言う
『て? 』
『手を………』
『手を? 』
『手を見せて下さい! 』
えっ? 手を見せる!? 俺はてっきり手を繋いでって言うかと思ってた………
だが、彼女の言う通りに手を出した
『ありがとう! 』
美保は俺の手を掴み見つめ、ふむふむと呟く
ははぁーん! なるほど! 手相だな!
『大変です! 』
『えっ!? 』
美保のあまりにもデかい声に思わずびっくりしてしまった
『な、何!? 』
『貴方は今日、迷子になるでしょう』
迷子? この歳で? ありないでしょーよ
『という事で手を繋いで歩きましょう! 』
『え? 』
すると美保は俺の手を握りせっせと歩き出す………って言うか結果オーライ!? 予想外だよ
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