『桜の花舞うこの場所で』(蛮骨+蛇骨🎵)

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    澄み切った青空に 森の匂いがする並木道 傷ついた俺を慰めるように 風が 髮を 頬を 撫でてくれる… 手をかざして空を見れば ほら 吸い込まれそうな桜吹雪     桜の花舞うこの場所で君と 横になって一緒に眺めたよね 夢なら醒めるな…夢でも忘れない だけど今は もう少し 君とこうして見ていたい…     張りつめた日々からつかの間の休息を見つけた 心地良い陽差しに抱かれていると 夢の世界に誘われてしまう 目をこすり 起き上がってみると 夜になってて 笑うしかないね     花びらのように舞い上がる蝶に 自由を手にする憧れを抱いていた でもそれは決して叶わないもの… 罪に穢れた俺らには 一生かかっても手に入れられない     ほんの少しの淋しさを残して でも一瞬の輝きを持ってる 俺もキレイな花を咲かせよう 桜に敵わなくてもいい 俺らしい花を…     ずっと果てしない旅を続けよう 終わりはいつになるかわからないけど 痛みや弱さも強さに変えていける 俺と君もそんなふうに 生きていきたいな ずっと ずっと…      image=148194304.jpg
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