航空母艦

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雲龍型中型航空母艦(第一期建造型) 昭和十七年六月のミッドウェー海戦での主力母艦四隻喪失を受け、急遽十五隻の建造が決まった帝国海軍初の量産型航空母艦であり、工期短縮を計る為、母艦飛龍を基にエレベーターを二基に減じ、各部の簡略化を行い二年以内での完成を目指していた。 しかし、一番艦雲龍が竣工した時すでに海軍には、搭載すべき錬成された艦載機部隊など無く、活躍の場を与えられなかった悲運の空母であった。 がしかし、新生帝国海軍においては主力艦隊型航空母艦『秀鳳』型を補完すべく、汎用空母として量産され戦争中盤以降、北太平洋から南太平洋は勿論の事、遠くはインド洋の先の南大西洋まで進出して、連合軍にその名を知らしめた帝国海軍を代表する、量産中型航空母艦となった。 諸元(第一期建造型) 全長 二百二十七m 全幅 水線幅 二十二m 飛行甲板幅 三十二m 蒸気式カタパルト二基 エレベーター二基 排水量 二万t 機関 艦本式タービン四基四軸 十五万馬力 最大速度 六十三km 航続距離 三十三kmで八千km 兵装 二式長十糎連装高角砲六基十二門 二十五mm三連装機銃二十一基六十三挺 二十五mm単装機銃六十挺 二式多連装噴進弾発射基六基 二式射撃管制装置四基 乗員千三百五十名 搭載機 六十機 艦上戦闘機 烈風 二十四機 艦上爆撃機 彗星 ニ十四機 艦上早期警戒機 晴海 四機 艦上対潜哨戒機 東海 四機 艦上回転翼機 天洋 四機image=257169725.jpg
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