航空母艦

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装甲航空母艦 大鳳 昭和十四年に策定された、第四次軍備充実計画(マル四計画)において計画された航空母艦であり、飛行甲板に装甲を施した帝国海軍初の装甲空母となる予定であった。 しかし、昭和十七年の改マル五計画により、設計が見直され飛行甲板を拡大する事となったが、その飛行甲板に装甲を施した場合、艦重心が上昇して艦の転覆が予測された。 この為、飛行甲板では無く一段とされた格納甲板に装甲を施す事で重心の上昇を抑止させ、なおかつ艦心臓部の被害を極限し、併せて重量のかさ張る砲楯対空兵器を廃止して、より軽量な噴進弾発射基を搭載させた。 これらの改良により、艦載機の着艦を飛行甲板後方で左斜め十度の角度を付けて行う事によって、飛行甲板前方では他の艦載機の発艦作業が行え、いわゆる空母の魔の時間帯を無効化して、常に攻撃力を保持させる事を可能と成させしめた。 また、格納庫面積の削減による、搭載機数の減少は艦載機の主翼を折り畳み翼とする事で、解決を計った。 諸元 基準排水量 三万二千t 全長 二百六十m 全幅 水線幅 二十七.七m 飛行甲板幅 六十一m 機関 艦本式タービン四基四軸 最大速度 六十一km 航続距離 一万八千五百km 兵装 二式二十八連装噴進弾発射基×八基 二式射撃管制装置×四基 装甲 格納甲板 九十五mm 搭載機 艦上戦闘機 烈風 三十六機 艦上攻撃機 流星 三十六機 艦上対潜哨戒機 東海 四機 艦上早期警戒機 晴海 四機 艦上回転翼機 天洋 四機 合計 八十四機(露天繋止を含む) 乗員 千七百五十名image=249735025.jpg
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