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「なっ!」
思わず口元を拭った私。
「アホっぽい」
謙太郎が笑いながら言う。
「篠原の席は……あっあそこだあの窓際の1番後ろ。」
皆が一斉に振り向く。
私の隣~!!!???
私は女子の嫉妬に満ちた視線を痛い程感じた。
「よろしくね。」
爽やかに挨拶された
。
「こっこっこちらこそ…」
どもりながら応える
。
「ニワトリかよ!」
謙太郎が肩を揺らしながら必死に笑いをこらえてる。
どうしたの?私、がらにもなく意識してる。
「ホームルームはじめるぞ」
担任の一言で視線の嵐から介抱された。
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