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変な部に入り、もう3日たった……好きな子に送った謝罪のメールも、無視され続けている。
そんな怒らなくてもいいのにな…はぁ…はっ!イカンイカンうっかりこの部の陰謀に支配されるとこだった…!
「あの…葉月くん…」
後ろから息を吹けば消えてしまいそうな弱々しい声で呼ばれた
そう、春日くんである。 今の所、挫折部で唯一会話できる存在だ。
「もう…ほ、放課後ですね……い、一応今日も部活動はあるそうなので……」
わざわざ知らせに来てくれたらしい
「あ、わかったよありがとう」
「じ…じゃあ僕は先に行ってます」
トテトテと部室もとい物置部屋へと歩いて行った。
俺のどこをそんなにビビっているんだ?
「悠人君!」
あれ?この声は
「遠藤さん……どうかした?」
そういえば初めて名前がでるな、そう、俺が今気になっているのは、今目の前にいる遠藤 皐なのだ
「あの、実はケータイ止まってて、今日使えるようになったの……で、悠人君のメールみて……その、今見掛けたから……」
「は…はぁ」
「ご、ごめんね…その……私もあんなに怒る事なかったよね…その…だから…これからもよろしくね…」
そう言って、皐は走り去っていった
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