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1時限、意識朦朧だ。
辛い………しかしこんな始まったばかりの学校生活、寝ていると女子のイメージが悪くなる!と言い訊かせ、目をカッと開いて国語の先生を睨みつけている。
「あれ?」
寝てしまったらしい
急いで頭を上げて起き上がるが、教室には誰もいなくて 窓からは茜色の光が射していた
誰か起こしてくれてもいいのに………と溜め息をついたら、あることに気が付いた
「ヤバい!うぉぉぉ!!」
すぐに立ち上がり、約束の場所へと猛ダッシュした
公園
息を切らして学校近くの公園に着く けどその子はおろか、子供も誰もいなかった。
ケータイを取り出すと、メールが入っていることに気付いた。
『約束忘れるなんてサイテーね
私もう帰るから、連絡して来ないで』
「…………………」
言葉を失い、烏が鳴く夕暮れの公園で、一人ケータイを眺め立ち尽くす
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