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翌日僕は枕を濡らしながら寝ていた。
「学校…行きたくないなぁ」
あの時すぐに電話をしたが着信拒否をされていた
そこまでしますか?
下で母親が学校へ行けとうるさく騒いでいる。
布団からでて、制服に着替える自分の顔が老けて見えた
登校中、見知らぬ男に声をかけられた しかし制服は同じ……先輩のようだ
「君ぃ失恋したようだねぇ…うんうんわかるよぅ目が充血した所を見ると朝まで泣いたようだねぇうんうん」
なんだこのウザい人は…
「実は僕ぅ、ある部の部長やってるんだよぅ一色 実って言うんだよろしくぅ」
名刺をだされ、見てみると…
『恋愛高校挫折部 部長
一色 実』
「あの…うちってそんな名前の学校じゃないですよね?しかも部の名前……」
手を掴み、顔を近付けてきた
「ぜひとも君に入部して欲しいんだよねぇ…ま、ここに入部届があるんだけどぉ」
少し離れ、入部届をよく見る
「あ!俺の名前!ハンコまで!!」
「よろしくぅ葉山 悠人君」
この無理矢理入部された事がきっかけで、僕の目標は遠ざかった
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