入学後3ヶ月、部活

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「あ……あの………」 静寂な部室に響いたその声は、春日くんだった。 どうやらずっとタイミングを図っていたようだ…長くね? 「こ…この部活って具体的になにす…るのでしょう……か?」 知らないんかい! 待ってましたと言わんばかりに右手を高々と振り上げ、人指し指をつきつけた。 あえて効果音をつけるなら「ズビシッ!」がふさわしい 「よくぞ聞いてくれたぁ!説明しよぅ!はい田中君!」 自分で言わないのかよ 「えーこの部活は傷ついた自分のハートの修正、そして一度絶望し挫折、今度は相手を恨んで行こうという考えを持つ部活ですね……学校に貢献するとかそうゆう気は一切ありません」 フスーフスー荒い呼吸をしながらの弁論はどこか説得力を感じてしまう 「でも一方的に恨んでも仕方ないんじゃないんですか?自分にも非はあるんでしょうし」 っと反論しちまった 「んー正論だねぇでも、たまに理不尽に思わないかい?」 え?と口を開ける俺と春日くん 「そんな普通にフラれてるような人間はそこらじゅうにいるだろぅ?僕は理不尽なフラれ方した者を厳選して招いたのさぁ」 なに?まるでフラれ方を知っているかのような口ぶりだが?
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