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真一は爺ちゃんの待っている部屋の前に立ってノックして部屋に入室した。
真「……爺ちゃん……俺に話って……。」
近「話と、言うとな………。」
ん? いつもと爺ちゃんの様子が違う!………おいおい…そんな悪い事してねぇよ。
近「真一君……君には…魔法学校へ行ってもらいたいのじゃ。」
なーんだ説教じゃないんだ。やった~……………………?。
はい?
今何て言った?
真「爺ちゃん、ゴメンもう一回言ってくんない。」
近「イギリスにある、魔法学校に行ってもらいたい……と言ったのじゃ。」
真一は近右衛門の言っている意味が分からなかった。
真「………まほーがっこう?……何で!俺が行かなきゃ行けないんだよ! しかもイギリスに!。」
近「真一君……ここから先は真面目に聞いて欲しい……。」
真「…あっ……ああ。」
真一は落ち着くために大きな深呼吸を一回した。
近「……真一君は五年前の出来ごとをまだ覚えているかの。」
ああ、忘れやしない…忘れるもんか!
今から五年前、真一が産まれた村が悪魔の集団に襲われた。真一はそこから命からがら木乃香の爺ちゃんに拾われ育てて貰あまりにも残酷すぎる時だった。
真「…………うん。」
真一の顔がこわばる。
近「……その時の出来事は……真一君目当ての犯行だったのじゃ。」
真「……おっ……俺目当てに!!。」
俺が嫌だった過去は。
俺のせいでなったものだったのかよ。
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