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作品集出版と昔の記憶とミロード
次の日、1本の電話で目が覚めた。
○×出版の杉下 顕(スギシタアキラ)からだ。
顕は、小学校の時からの友達だ。
久しぶり。
一昨日会ったじゃん(笑)
こないだ書いて、もらった原稿評判良くってさぁー!マジで!?
そこで、おまえの作品集出そうかなぁって話し出てるんだけど、やる?
うん、やっても良いよ。
詳しい話し合いは、後日やるからそん時電話するわ。あぁ…。
そう言えば、玲凪ちゃん帰ってくるんだってぇ?
迎えに行くよなぁ。
考え中!
考え中?って好きだったら行ってやれよ。
…。
まぁ、頑張れよ。
じゃあなっ。
作品集だってよ!
やべーなこれ!
かーちゃんに電話しよっかなぁ。
ガタッ!?
CD-ROMが落ちてきた。
あ痛ったぁー!
なんだよもう。
ピンポーン!
なんだよ今度は。
はーい。
ガチャ!
ルラファン、久しぶり。
はぃ…?
僕の事覚えてる?
どちら様でしょうか…?
‥ミロードだけど…。
えっ、記憶戻ってないの?CD-ROM見てくれた?
見てないです…。
上がらせてもらうよ。
(この人、図々しいな…)
良い趣味してるね?
そりゃ、どーも。
良い眺め、月も綺麗だし。全て見透かされてない? 平気?
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