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龍樹「ふぁ…あーあ、いい天気だな…」
拝啓お父様…お母様…。こっちは清々しいほどの春日和です。
そちらはどうですか?今、何をしていますか?
龍樹「なーんてな…。場所もわかんねぇのによ…手紙なんて書いてどうすんだか…」
俺は愚痴を言いながら紙を投げ捨てた。
俺の名は龍樹…、竜乃龍樹(りゅうのたつき)だ。
俺は親に捨てられ今は-…。
美咲「あー!やっぱりここにいた!」
龍樹「何だよ…美咲…」
美咲「あんたの事だから丘の一番高い木に登ってると思って来てみたら…。もぅ!今日はみんなで東の森まで出かける約束してたでしょ!」
龍樹「おっと…そうだったな…忘れてた…」
そう言いながら龍樹は慣れた感じで木から降りると
美咲「わぁすぅれぇるぅなぁぁ!」
と、叫びながら、美咲が龍樹は蹴りを入れた。
龍樹「ぐはぁっ!」
美咲「ほら!さっさと行くわよ!」
コイツの名は春野美咲。俺は美咲の家に世話になってる。とんだじゃじゃ馬だ!
美咲「なんか言った…!?」
龍樹「何も……。」
美咲「全く…歩いてたら間に合わない!飛んでいくわよ!ほうき出して!」
龍樹「はいよ…」
龍樹が手を横にかざすと魔法陣が出てきて、中からほうきが飛び出てきた。
美咲「ほら乗って。」
俺と美咲はほうきにまたがり、美咲は猛スピードで飛ばした。
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