海へ

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船旅生活二日目… ポル「ハッ!」 リュウ「お?起きたか」 ベノム「バカな奴だな、自分の魔法にかかるなんて…」 ポルは恐る恐る聞いてみた ポル「…ベノムさん、船酔い…、てか気分はいかがですか…?」 ベノム「心配してくれてんのか?大丈夫だよ!あの薬かなり長持ちするらしいからな?」 ポル「やったー!今日は遊びましょう!リュウさん!」 リュウ「はいはい…」 ポル「顔洗ってきますね~♪」 ポルが洗面所に入っていった。 烈火「上機嫌ですね…、ポルの奴…。朝から騒がしい…」 ベノム「そんなに俺が元気になったのが嬉しいんだな~」 リュウ「違うと思うが…」 ベノム「え?」 リュウ「実は…」 ポル「きゃぁぁぁぁっ!」 リュウが言い出そうとした時、洗面所から悲鳴が聞こえてきた ベノム「!?」 リュウ「ポル!?」 烈火(ホント騒がしいですね~) リュウが駆けつけた リュウ「どうした!ポル!…う!」 洗面所は溶けていて、異臭も放っていた。 リュウ「どうした…?魔薬(魔法薬の略)でもこぼしたか?」 ポル「んなわけ無いじゃないですか!」 ベノム「あ~…、たぶん昨日俺がそこで色んな物をゲロゲロ吐いたからだ…」 リュウは呆れ顔で言った。 リュウ「…流石にベノムの力を受け継いだ奴だ…。胃酸がこれほど強烈とは…」 ポル「関心してないでどうすんですか?これ!」 三分後… 船員修理班「かしこまりました、この態度なら三時間かかりますからそれまで部屋の外で暇を持て余して下さい」 ベノム「すまないな。…ところでお金は…?」 船員修理班「ハハハ、要りませんよ。一応予備が幾つも有りますので」 リュウ「じゃあお願いするな。…外に行こう」 ・
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