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「おは~・・・ってなんだすっげぇ暗い空気だなオイ?」
時期にはかなり暑い真っ黒な服で降りて来る雷雅、哉実と八雲はそれぞれ複雑な表情で見る。
「兄様、その服装は止めてほしいと言いましたよね?」
「んなこと言われてもな・・・買い換えるのも面倒い」
「買い換えるなら私の服を選んでくれないかね?」
「偉そうに言うな、この居候が!!てか、女物なんか選べるか!!」
「大丈夫、前世からの恋人じゃないか♪」
「「んなわきゃねぇだろボケェェ!!(無いでしょスカポンタン!!)」」
雷雅と哉実の怒声がハモった、しかもかなりの大音響だが・・・
「ふふふ、仕方無いな雷雅には記憶が無いからな・・・それとも喧嘩してみるか?ショック療法と言う奴だ」
ブチッ!!と誰の耳にも聞こえた糸が切れる音、哉実は少し青ざめて雷雅の裾を掴むと。
「すまない・・・」そう言って裾を払うと・・・龍の頭蓋骨を付けた小手を装着する。
「駄目です兄さん!!まだあの傷が!?」
「哉実!!!?」
雷雅は叫ぶ、哉実は怯み八雲は楽しむ様に笑う。
「後には引けねぇんだよ・・・どうせ破門された人間だ・・・それにな・・・」雷雅は腕を掴む
「さっきから響くんだ・・・破壊しろってなそれも脳髄にくるんだ・・・」
「兄様・・・」
「準備は大丈夫かね?」八雲は金色の眼で雷雅を睨む
「家の庭なら無茶は効く・・・行こうっ!?」
言い終わる前に雷雅は吹き飛ばされ外に出され
「形式は関係無し・・・ならゴングもいらないわね」
そこに立つは、最強と呼ばれ恐れられた龍姫八雲
「ちっ・・・やってくれたなぁ!!!」
昔にあったであろう闘いが、ただの喧嘩として甦る。
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