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兵士達は、準備を始めた。
勇次郎「白取!
白取3兄弟はいるか!?」
勇次郎は、軍の3強の白取3兄弟を呼んだ。
長男「はっ。」
勇次郎「すまぬが、お主達は…逃げてくれ。」
次男「なっ!!
私らも戦います!!」
勇次郎「いや…
お主達は、殿と姫を連れて逃げてくれ。」
長男「…
お断りします。
それは、勇次郎様の、役目です。
勇次郎様には、生きて欲しいのです。」
勇次郎「拙者がいなくなっては、軍が乱れる…
すまぬが…頼む…。」
長男「……分かりました。」
三男「兄上!!」
勇次郎「頼んだ!
早く逃げてくれ!」
次男「はっ。」
三男「…分かりました。」
その後
勇次郎は、殿の島川の所へ行き、逃げるように説得した。
その夜
勇次郎が、一人で訓練場で準備をしていると姫の雪乃が来た。
勇次郎「信長め…
我が主には、指一本触れさせはせぬ!!」
勇次郎が、そう叫ぶと雪乃が歩いて来て隣に座った。
雪乃「勇次郎…」
勇次郎「姫様!?」
雪乃「勇次郎…一緒に逃げよう。」
勇次郎「なりませぬ…」
雪乃「これは命令じゃ。」
勇次郎「でしたら
命令を断ります…。」
雪乃「……。」
勇次郎「雪乃様!!」
雪乃がいきなり勇次郎に抱きついた。
勇次郎「姫様!!
なにを!!」
雪乃「我わは…そちが好きじゃ。」
勇次郎「姫!!
ご冗談は辞めて下さい!!
貴女は姫様でございます!」
雪乃「何故じゃ!!」
勇次郎「身分が違います!」
雪乃「身分など…
身分など…
我は、女じゃ…
好きになって……。」
勇次郎「……
姫様…私は、貴女に使える身…
貴女をお守りしなくてはいけません…」
雪乃「…。」
勇次郎「逃げて下さい。」
雪乃「勇次郎…
最後に…我の…ワガママを聞いておくれ…。」
勇次郎「…。」
雪乃「目を閉じておくれ…」
勇次郎「はっ
目をですね。」
勇次郎は何か分からないまま目を閉じた。
つーかコイツ凄い鈍感じゃね?
そして雪乃は、勇次郎にキスをした。
雪乃「生きて…勇次郎。」
勇次郎「姫様…。」
そして雪乃は、殿と白取3兄弟と逃げた。
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